2012年10月06日

東大和9月市議会傍聴ダイジェスト&感想

東大和9月市議会で、3市共同資源物施処理設建設に関連した2議員の
一般質問を傍聴してきましたので、遅ればせながら報告と感想です。

私個人の傍聴報告ですので、聞き違いや解釈ミスもあるかもしれません。
正確な9月市議会・会議録は、市役所ホームページにてご確認あれ。
次回の12月市議会が始まる一週間前くらいにUPされます。
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9月5日 床鍋義博議員

【ごみ政策について】の項目のひとつとして
<3市共同資源物処理施設の建設について2012年2月15日庁議決定に
 ついてと今後の進め方について>の質疑が行われた。


22年6月の庁議で建設が困難であると決定を行った理由を読み上げ確認したうえで
今年2月15日の庁議で一部品目を減らして受け入れることになった経緯の説明を求めた。

今後の小平・村山・大和衛生組合の焼却施設更新を見据えた3市の良好な関係の維持、
ならびに環境負荷低減の観点から当市が暫定施設で実施しているリサイクル事業を共同で
取組むスケールメリットを考慮して2月の庁議に至ったとする環境部長の答弁に対し
次のような質疑を行った。

床鍋議員質疑
・品目を減らした場合の必要性の低いものでも3市の良好な関係の維持になるのか
・各市で処理が出来ているものを、Co2を出して3市共同施設まで持って来ることは
 環境負荷の低減にならない。スケールデメリットは考えたのか
・3市共同資源物処理施設の建設費は33億だが、一部品目を除くとどれくらい経費が
 減るのか
・計画当初数値よりごみの量は減っている。現在のごみの量を確定してから再検討を 
 しないのか

環境部長からの答弁は下記の通り
・収集車に関してはスケールデメリットがあるが、ベールが一箇所から排出されるから
 効果がある。
・品目数を減らしたデータはある。(詳細については答弁なし)
・ごみ量の現在の数値については、3市共同資源物施設の方向性が出れば改めて
 検討する

床鍋議員は、市は検討する方向性を他の2市(小平市、武蔵村山市)に知らせて、
東大和の住民や東大和市議会には知らせていない。
住民に知らせ、市議会に知らせるのが順番。順番が逆ではダメ。
先ずは最初に住民への説明をしてほしいとし、環境部長が”きめ細かくしていく”と答弁し
3共同資源物処理施設の建設についての質疑が終わった。

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9月10日 尾崎利一議員

【給食センターについて】の項目のひとつとして
<給食センターと3市共同資源物処理施設の用地接近について>の
質疑がが行われた。


3市共同資源物処理施設は22年6月23日に不可能と庁議決定があったが
今年2月25日に新たな庁議決定でそれが覆された。
実際はその前から動き出しているが、正式にはこの庁議決定で建設を受け入れる方向に
変わった。今回の庁議を知らなかった。HPに載せただけで議会にも知らせないのは
議会をないがしろにしているとした上で、次のような質疑展開を行った。

尾崎議員質疑
・今回の庁議を知らなかった。HPに載せただけで議会にも知らせないのは
 議会をないがしろにしている

・7/13の3市共同資源化についての部課長会議録では議会との調整段階だとあり
 議会と市民と話をしたいととあるがその理解で良いのか。

・3市共同資源物処理施設(ごみ処理施設)と給食センターの用地がきわめて接近して
 いることについて市の認識は?

3市共同資源物処理施設の建設には市民の陳情、市議会決議があり、今後のことは
 分からない状態のうちに、子供達の給食センターは桜が丘市民広場に建設を決めて
 しまうのはどうか。これはこれ、あれはあれとは思わない。

・共産党は寝屋川にも見学に行って、廃プラ施設による被害状況は見ている。
 一度やってしまえば取り返しがつかない。(イタイイタイ病を例に挙げ)慎重な対応が必要。
 改めて3市共同資源物処理施設(廃プラ処理施設)には反対。

・3市共同資源物施設建設用地ちかくへ給食センターは無謀。
 工業地域以外には給食センターの建設できないのか。

環境部長、ごみ対策課長からの答弁は下記の通り
・2月15日の庁議決定は、2月16日付けで議員配布した”3市共同資源化事業取り扱いに
 ついて”の文書と同じ内容なので改めて議員に知らせていない。

・3市共同資源物施設に関しては景観、最新の設備、生活環境調査などをやる。
 廃プラ処理での公害・TVOの不安があることは承知している。
 (TVOC=総揮発性有機化合物 VOC=揮発性有機化合物)
 多摩エコプラザでは地下でプラの圧縮している、八王子市は活性炭+光触媒の導入など
 最新の対策を行っている(・・・など、例をあげた)

・工業地域以外での給食センター建設は出来ない。
 但し書きで例外があるが適用は簡単ではない。

尾崎利一議員は、給食センターの建設については、工業地域以外の建設が簡単ではないが
不可能ではないということですねと確認をし、3市共同資源物施設の建設については、
議会決議の白紙撤回で進めるべきとして同質疑を終えた。


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【傍聴者感想】

3市共同資源物処理施設の建設について、ここ毎回の市議会において行政側の答弁は
焼却炉の更新をふまえ3市の関係を良好に保つためにもっか話し合いを続けているという
だけなので、さした動きはないと思っていると痛い目にあう。

「建設の受入は不可能」した22年6月の庁議を、今年2月15日に「処理品目数を減らした
 施設の建設を他市に代替案として提示する」という庁議を新たに決定していた。


議員に庁議決定を伝えなかったことについて、2月15日付けで議員配布した”3市共同
資源化事業取り扱いについて”という文書と同じ内容だったからと言う答弁であるが
新たな庁議決定の上に今後このような取り扱いをするとあえて記載しなかったことに
作為が感じられる。

また2月15日付け庁議における文面には
http://www.city.higashiyamato.lg.jp/25,43258,281,502.html

<3市共同資源物処理施設の建設については、
平成22年6月23日開催の庁議において、
建設の受け入れが困難であるとの
決定を行ったところである。>


と、、あるが、実際の平成22年6月庁議の文面は【受入が困難】ではない。

  左斜め下  これが22年6月庁議文
2012_10_06_22年庁議.jpg

<不可能であるという判断から。。。。
【不可能】であると決定したい>として決定された。

不可能という文字は何度も記載されているが、困難などという文字はひとつもない。

意味合いの違う言葉の上に新たな庁議が諮られたのだから、決定は無効にすべきだ。
新たな庁議決定が議員に知らされなかったり、不可能を困難に置き換えたりと
現・尾崎市長のもと、表立たないように姑息な手を使って行政がコマを進めている。

住民・市議会への説明を”きめ細かくしていく”とのことだが、過去にも同じような答弁を
何度も聞いたが、実際、今回・2月庁議決定も、市民にも議員にも何の説明もなしに
してる訳で全く信用出来ない。


また、今、議会において、
現在のごみの量を把握していないことがはっきりした。


”ごみ量の数値についは方向性が出れば改めて検討をする。”と言っているが
方向性が決まれば、その方向性で進めるためにつじつま合わせをするだけになるのは
目に見えている。平成19年理事者合意という事例の通りだ。


理事者合意の名の下に無理を通し、19年以降見直しがされないまま進んで来たのが
この3市共同資源物施設建設計画である。

古いまま(19年以前)のごみ量データをもとに、代替案の方向性が検討されるのはおかしい。
先のブログでも書いたが、現在ではごみ量は減り、19年調査報告書の目標値をクリアして
いるのだから、3市共同資源物処理施設がなくても、不燃粗大ごみ施設の規模は
19年調査報告書に記載される目標達成時の規模で建設が可能なはずである。

なんと22年の報告書もその19年調査報告書のデータの上に
やっているのだからお粗末としかいいようがない。


そんな古いデータのうえに東大和に代替案を出せという構成市も、ごみ量の現状把握をせずして、
代替案を考える東大和もおかしい。

▼ 想定地から桜街道に出る通り 9月18日(火)15:55
2012_10_06_0918_1555.jpg
▼ 桜が丘市民広場とヨーカドーに接するこの通りに搬入車両が1日155台
  その台数は小村大衛生組合への搬入数と同じ。復路も数えれば310台。
  狭い想定地に入れずに渋滞すればもあり得るうえに、
  桜街道には給食センターの搬出車も増え、交差点ではごみ搬入車と並ぶ可能性が大だ。 
 
2012_10_06_0918_1556.jpg

そして、これまた滑稽なのが
3市共同資源物処理施設の建設費は33億だが、
「一部品目を除くとどれくらい経費が減るのか」
と言う質疑に、経費の提示はなかったものの
「品目数を減らしたデータある。」とした答弁。


知る限りでは19年の報告書にオプションとして何通りかの建設費の掲載があっただけ。
処理品目数を減らして代替案を提示していくという庁議決定ついての質疑に、
よもやそんな過去のデータのことを言っているのではあるまいと、担当課に問い合わせをしたが、
やはり19年3月【3市共同資源化等に関する調査報告書】の48pのものだとの回答があった。


・採用となった配置案 = 東大和市想定地 4,300㎡に建設した場合
・オプション1= 通常このような施設建設に必要される面積は7,200㎡に建設した場合
・オプション2= 想定地で瓶・缶、を民間委託し、プラスチック、プラザ機能で建設した場合
・オプション3= 想定地でペット・プラを民間委託し、瓶・缶、プラザ機能で建設した場合

上記設定での建設費は
・採用となった配置案 = 22億3千万
・オプション1= 17億7千万
・オプション2= 12億7千万
・オプション3= 9億9千万

採用となった東大和想定地での配置案の22億3千万は、その敷地の狭さゆえに
何度も建築内容が見直され、22年報告書では33億だ。


当初のデータから見ても、オプション1の、必要とされるべき敷地面積に建設をする方が
断然に安価でまともな計画である。

想定地に決定は、「ごみゼロプラン見直し調査部会 平成16年度検討報告」によれば
小平・村山・大和衛生組合の敷地に集中することなく分散整備する必要があり、敷地面積
及び用地確保の実現性を考慮した
とあり、同報告書には想定地北側の民間工業敷地の
購入を検討することも記載されている。

同様の条件で言えば
小平市リサイクル施設は6,003㎡。

同市が保有する隣接する土地を入れれば10,000㎡を越えることを考えれば
なぜ、民間工業敷地の購入まで検討してまで東大和が想定地とされたのか
このオプションデータを見て改めて疑問に思うばかりだ。


ちなみに想定地地域住民が平成20年の陳情において
”想定地となった合理的な理由”の説明を求めたがいまもって明確な回答はない。

▼ 桜が丘市民広場の向こうに見えるのは小平・村山・大和衛生組合のえんとつの間に
  3市共同資源物(廃プラ)処理施設を建設、その隣はすでにある特別養護老人ホーム。
  環境のリスクをこの地域だけに押しつけ、そのうえ、桜が丘広場を削って
  給食センターの建設。節操がないにもほどがある。
 
2012_10_06_201003_桜が丘市民広場.jpg

さて、こんな古いデータをもってして”データはある”とする
環境部長の答弁で他にも気がかりな点があった。


尾崎利一議員の廃プラ施設における公害被害についての質疑への
「3市共同資源物施設に関しては景観、最新の設備、生活環境調査などをやる。」との答弁。


公式ではないとしながら東大和が構成市に提示している代替案は、ペットボトルと容リプラを
民間委託するというものなので、廃プラ公害については、”プラの処理は考えていない”との
答弁になっても良かろうと思いきや・・・・・・・

廃プラ処理での公害・TVOの不安があることは承知している。
多摩エコプラザでは地下でプラの圧縮している、八王子市は活性炭+光触媒の導入など
最新の対策を行っている(など・・例をあげた)

この答弁でプラスチック処理の受入が視野に入った可能性を含め
東大和市の代替案に変化があったことが懸念される。


そして、公害に対してこのような対処があるという答弁があったから、
それが3市共同資源物処理施設にも取り入れられると思ったら大間違いであることを、
東大和市民には、おぼえておいていただきたい。


この環境部長は、今年3月まで小平・村山・大和衛生組合への派遣職員である。
情報公開請求の受け渡しで組合に出向くと事務以外の質問などに応対して
くれたのが当時の衛生組合事務局 ・市川計画課長とK氏。

広報紙えんとつで組合派遣議員がいわき市リサイクルプラザを視察した記事に
【用地選定では周辺30世帯あまりから同意を得ることが必要であった。】
また、所沢市東部クリーンセンターでは【事前に何百回となく説明会を開催しており、
現在は地元関係者と順調にいっている。】とあるが、小村大衛生組合では
3市共同資源物施設建設についてそれらをやってくれるのか?

と尋ねた時の回答がこれ。

視察記事は、視察先の事実を掲載している。
それらを小村大衛生組合がやるということではない。
今回の答弁もまさしく同じ事だろう。


▼ 広報紙えんとつの議員視察記事
  建設までの準備に10年を要し、地域住民のためにテニスコートや公民館など周辺環境整備を
  行ったとか、事前に何百回となく説明会を開催したなど、この苦労の上に施設建設と運営が
  成功したという記事を掲載しただけで反映する気がないなら、建設への成功もないは当然。
  
2012_10_06_議員視察記事.jpg

宮仕えは何とやらと言うが、行政の詐欺まがいのこんな手法を今度は東大和市議会
尾崎市長の下で答弁している訳だ。

実際問題から言っても、22年4月3市共同資源化事業の推進について(報告書)が
まとまった後の6月に組合が作成したタイムスケジュールは

6月下旬基本構想案の業務委託→7月業者決定→8月基本構想(案)決定
9月住民説明会 →10月下旬 合同部会で市民の意見など調整
→11月初旬 基本構想の決定 というもの。

基本構想(案)決定から基本構想の決定まで
正味2ヶ月間で敢行される予定だったのだ。


はなから住民の声など拾う気も反映する気もない
形ばかり説明会だ。

3市共同資源物施設の建設については、議会決議の白紙撤回で進めるべきとした
尾崎利一議員の言葉が頼もしかった。

市民の陳情、市議会決議をへて、【建設の受入は不可能】とした22年6月庁議のうえに
市議が団結して、桜が丘に”計画性のある街作り”をしていただきたいと思う。


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posted by noriちゃん at 04:07| 東京 ☀| 東大和市議会&廃プラ問題チェック | 更新情報をチェックする